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年頭挨拶

謹んで初春のお慶びを申し上げます。
日頃から(公社)日本調理師会の活動に対し、格別なご理解並びにご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を顧みますと、改めて我が国が地震大国であることを再認させられる大地震が熊本県で起こりましたことが、記憶に新しいことと存じます。
(公社)日本調理師会も全国の会員団体から義援金を募りお見舞い申し上げましたが、本震災は東日本大震災ほどの被害は免れたものの、それ以降同地では晩秋までに計測された震度6以上の地震は6回を数え、震度4以上のものまで広げると140回前後計測されていると発表されており、住人の皆様は今も不安な思いで日々過ごされていると拝察いたします。
まだまだ復旧の目処が立たない被災地が多い東北地区同様、熊本県においても当分の間仮設住宅その他において避難生活を余儀なくされている方々が数多くいらっしゃることを思うと誠に心痛極まりなく、当地の行政をはじめ関係各位には、避難されている皆様が一日も早く安心して元の生活に戻れるようご尽力いただきたく心からお願い申し上げる次第であります。
また、我々調理師が関わる「食」の世界でも様々な出来事や事件が起こり毎日のように報道されておりましたが、それも全ては「食」が生命の源であると同時に生活の基であり、また「食道楽」という言葉のとおり「食は楽しむべきもの」という一面もあるという、人間の営みにおける大きな関心事のひとつであることに他ならないからでありましょう。
だからこそ、「食」に関わる事故は決してあってはならず、我々外食産業に従事する調理師は常に衛生的な作業を念頭に置き、日々の業務に勤しむべきと考えております。
3年後の東京オリンピック・パラリンピックに向け日本の各地に諸外国の観光客がこれまで以上に訪れることとなり、外食産業もまた多くの外国人の方々をお迎えすることは必然ですが、観光客の方々が日本の食文化に触れるだけでなく、安全・安心な食事を十分に堪能いただくためには、我々調理師が日々精進し技術と衛生的知識の研鑽を積まなければなりません。
どうぞ調理師の皆様には、これからも己に厳しく勉強を続けていただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 
最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。

                                           公益社団法人 日本調理師会
                                             会  長  石 川 東 功