山越編集長の知恵袋
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6月は水無月(みなづき)

6月
6月の別名は水無月ですが、地下水が枯れる月という意味です。昔は冬期に自然氷を切り出し、穴蔵の氷室に入れ木々を被せ貯蔵したのです。これを5月末迄貯蔵。金沢の前田藩は長持ちに入れ、4日掛けて江戸城迄運び、溶けた氷が解らぬ様に三角形に切って献上したのです。そこで水無月になると小豆入りの菓子を三角形に切って出し、四角な豆腐も斜めの切り、三角に出す。これが水無月豆腐という言葉でだす季節であります。