古来宮中では9日、前日に菊花の上に真綿を被せ、夜露に濡れた真綿で体を拭き、菊の花弁を酒杯に浮かばせ菊酒を頂き、菊香で邪気を払う行事でありました。 菊をのせた真綿を「着せ綿・被せ綿(きせわた)」と言い、これを模して椀やお造りを造ることがあります。