12月31日 大晦日
地方により異なりますが、大晦日には年取り肴として家族で頂き、除夜の鐘を聞き、新年を迎えます。関東地方では年越しそばを頂く。
◎蕎麦の意味
末長くの意味で蕎麦を頂くと言いますが、長い物なら饂飩の方が長いですよね。饂飩を食べる地方もありますが、蕎麦は最初、繋ぎも使わずして切り蕎麦にした為、切れ安かった。今年は これで切って、一年の区切りにしたのが蕎麦でありました。
また蕎麦粉は金細工の時、金粉が飛び散る、これを蕎麦粉を撒いて掃き集め、練って火の中に入れると蕎麦粉は燃え、金だけが残る、これが新年に金(かね)に不自由しない願いになったのでしょう。
◎年越し蕎麦の小噺
大晦日、温かい掛け蕎麦を出前で蕎麦屋に注文、掛け蕎麦が届く。
蕎麦屋が「お代を」客は「代金は付けにしてくれ」
蕎麦屋「付けにすると来年になってしまいますからお願いします」
客「今食べたのは掛けだぜ」
これ分かりましたかね。
各地でそれぞれの行事食が有り、これを調べる。これが食育ではないでしょうか。