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山越編集長の知恵袋

1月2日 書初

とろろを食べる

古来、宮中では事始め、書初もそうでした。

書初は墨を摺ったことから、摺り下ろし、と言いまして、とろろ芋をたべます。長芋や自然薯、等のとろろ芋は11月頃掘り出しますが、新芋はアクが強く、黒くなる率が高い。堀った芋は地下室に寝かせ、アク抜きして正月頃には美味しく食べられる事から行事食になったのでしょう。

山越編集長の知恵袋

1月1日 正月(元日)

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正月は行事食の最も濃縮され、一年の始め、月の始め、日の始め、先人は幸福を願って行事をし、食べられたものです。

松飾りは12月28日頃飾る
年中青々とし、元気である松に神が宿るという意味から玄関左右に飾る。向かって左を雄松、右を雌松と呼んでいる。
稲藁(いなわら)で七五三縄(占め縄、閉め縄、〆縄、注連縄)を造り、紙垂(しで)を垂らす。紙垂は稲妻、稲穂の意味が有り、風に揺らぎ元気の閉め縄には邪気が入り込めない神聖な所となる。
遊びの中で
羽根突き  女の子の遊び、羽根は「トンボ」を意味し、トンボは「蚊」を食べ、蚊に刺されないよう病気にならない願いである。
凧揚げ   男の子の遊び、凧を空高く揚げて、希望や願いを揚げたと、云われる
双六    目が出る 六はサイコロの六面を二つ転がす為、双六という
独楽(こま) 男の遊び。中国から朝鮮半島の高麗(こま)を経由して入って来た為{こま}と呼ばれ、廻る独楽の元気を表しています。独楽はバイ貝の殻を回していたことから、バイ独楽からべイ独楽 に なりました。
かるた   農耕文化では季節感が大切で、季節を知り豊作を祈る為である。

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おせち料理
釜戸に〆縄を張り、休ませる為、重箱に日持ちする料理を詰める
一之重 口取り 正月の代表料理
弐之重 家喜物(やきもの)
参之重 福芽煮(ふくめに) 多喜合せ(たきあわせ)
与之重 寿之物(すのもの)

おせちの意味
れんこん(蓮根) にんじん(人参) きんかん(金柑) きんとん(金団) ぎんなん(銀杏)
豆きんとんの中には、いんげんまめ(隠元豆) 「ん」は運に通じ、「ん」が二つも付いています。雪のさなか何もない時期に家族の幸福を祈り、「運」が付く願い。
田作り    誰もが片口鰯なら手 に入る。これを神棚に捧げ豊作を祈る
昆布     養老昆布と書いて〔喜ぶ〕と読み、子生富とも書く
伊達巻き   伊達男、着飾る
慈姑(くわい) 蓄えに通じる
黒豆     黒く豆で
数の子    親は「にしん」で二親とも書ける。二親とは両親を大切に子孫繁栄というが、にしんは一万粒しか生 まれない。鱈子(十万粒)まんぼうは(一億粒)子孫繁栄ならにしん以外の方が子孫繁栄になるのだが、両親を大切にする心だ
鰤(ぶり)   出世魚で成長により名前が変わり成長出世(関西地方)
栗      勝栗に通じ、商売、自己に打ち勝
鮭      栄に通じる(関東)
蒲鉾     初日の出
海老     脱皮して成長、そして長寿の姿

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お餅について
餅は長持ちする意味からこの名があります。
餅は穀類の塊りでこの中に穀類の魂が宿る、穀霊の意味が有り、豊作を祈る

◎雑煮
雑煮の餅は切り餅(関東風)と丸餅(関西風) 大体ですが岐阜県 関ヶ原当たりから入りくんでいるが、別れる。切り餅は伸し併を切り、焼いてから雑煮に、丸餅は丸く押して、焼かずに鍋に入れ雑煮にします。切って焼いた餅は膨らみ、丸くなる。丸餅は元々丸いので焼かない。丸い事は鏡で自分の心を映し自分自身を見つめ直す意味でしょう。
雑煮は地域によって造り方が異なりますが、青味は冬菜と言われる小松菜を使い、正月の松に通じる。

◎鏡餅(お供え餅)
大きな重ね餅を供え、下側が太陽、上側が月を意味し、鏡に映した心を表しています。
譲り葉を飾る。枯れない内に新芽が出て譲り受け、子孫繁栄
裏白の葉 謙虚
串柿 干柿を串に打ちお供え餅の上に載せ、柿(掻き)集める意味
橙(だいだい) 蜜柑は代用で、橙は葉が落ちても実は落ちず、翌年も残る実として橙は代々と書き、子孫繁栄につながる。

食ニュース

年末年始を見据えた 国民の皆様への呼びかけ について (お知らせ)

新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況については、地域差はあるものの、引き続き感染者数の増加がみられており、年末を控え、接触機会の増加等による更なる感染拡大も懸念されています。
 これを踏まえ、先週12月23日に開催された厚生労働省・新型コロナウイルス感染症対策推進本部において、「新型コロナ・インフル同時流行対策タスクフォース」が行われ、直近の感染状況や医療提供体制の状況確認等がされたところです。

 タスクフォースにおいて確認された事項につきまして、添付の事務連絡の通り周知がまいりましたので、お知らせいたします。
 詳しくは、下記資料をご覧ください。
  年末年始の呼びかけについて(周知のお願い)

  救急外来や救急車の利用に関するリーフレット(年末年始版)

山越編集長の知恵袋

12月31日 大晦日

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地方により異なりますが、大晦日には年取り肴として家族で頂き、除夜の鐘を聞き、新年を迎えます。関東地方では年越しそばを頂く。

◎蕎麦の意味
末長くの意味で蕎麦を頂くと言いますが、長い物なら饂飩の方が長いですよね。饂飩を食べる地方もありますが、蕎麦は最初、繋ぎも使わずして切り蕎麦にした為、切れ安かった。今年は これで切って、一年の区切りにしたのが蕎麦でありました。
また蕎麦粉は金細工の時、金粉が飛び散る、これを蕎麦粉を撒いて掃き集め、練って火の中に入れると蕎麦粉は燃え、金だけが残る、これが新年に金(かね)に不自由しない願いになったのでしょう。

◎年越し蕎麦の小噺
大晦日、温かい掛け蕎麦を出前で蕎麦屋に注文、掛け蕎麦が届く。
蕎麦屋が「お代を」客は「代金は付けにしてくれ」
蕎麦屋「付けにすると来年になってしまいますからお願いします」
客「今食べたのは掛けだぜ」
これ分かりましたかね。

各地でそれぞれの行事食が有り、これを調べる。これが食育ではないでしょうか。

山越編集長の知恵袋

12月28日 30日 餅突き

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正月の餅突きは28日、30日に餅突きをしたものでした。29日は苦につながると言いまして突きませんでしたが、突く地方もあります。29でありますからフク〈福〉が来るという語呂から29日に餅突きをするところもあります。

山越編集長の知恵袋

12月25日 クリスマス

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◎クリスマスケーキ
クリスマスといえばケーキが浮かびます。クリスマスケーキとして初めて販売されたのは
昭和27年、菓子メーカーの老舗、不二家でした。
欧米のクリスマスといえば、フランスの切り株デザインの。ブッシュ・ド・ノエル。イギリスでは木の実を入れたプティングを食べる。戦後進駐軍がもたらしたアメリカのデコレーションケーキを見て日本のショートケーキが造られた。

◎ローストチキン
イギリスから1620年アメリカに移り住んだ聖教徒が最初に冬を越せず、彼らを救ったのが、先住民アメリカインデアンが栽培した農産物や七面鳥を贈り、生き伸びた事が出来、それ以來七面鳥が祝いの席に欠かせない肉となりました。これがクリスマスメニューとしてヨーロッパに渡り食べられたのです。日本人には大味の為ローストチキンが食べられる様になったのです。

山越編集長の知恵袋

12月22日頃 冬至

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一年で一番短い陽の日である。この頃になると野菜が不足する。そこで先人は貯蔵できる野菜を食べる工夫がある。京都では「ん」は運に通じ、七つの「ん」の付く野菜を食べる。
こんにゃく ほうれんそう だいこん こんぼう(ごぼう) こんぶ(昆布) 冬椎茸のどんこ、南瓜の南京、みかん。料理では、きんぴら けんちん汁 うどん 等。また、冬至は陽の一番短い日だから最後に「ん」が付くようにと ぎんなん だいこん なんきん にんじん れんこん みかん うどん けんちん おでん等の七つを食べると風邪ひかないと言われる。なければ、グラタン プリン、ラーメンでも食べることでしょうか。
冬至は湯治(とうじ)に成り、江戸時代、ビタミンCの豊富な柚子湯として香が邪気を除け、風邪にも引かない様祈願したのです。

第13回愛情弁当コンテスト パンフレットと応募用紙を掲載しました

愛情弁当コンテストの詳細については、パンフレットをご確認ください。
また、応募用紙が手元にない方は、応募用紙をコピーしてお使いください。

パンフレットと応募用紙はこちらから。

令和4年度調理師関係功労者に対する厚生労働大臣表彰の発表

このたび、令和4年度調理師関係厚生労働大臣表彰の受彰者として、102名が表彰されましたのでご報告いたします。
(公社)日本調理師会からは30名の方が授賞されております。
表彰された皆様、おめでとうございます。
表彰された皆様は、厚生労働省のホームページでご確認いただけます。

食ニュース

オミクロン株対応ワクチンの接種促進のための更なる取組推進についてのお願い

厚生労働省 健康局より周知の依頼がございましたので、ご案内させていただきます。
新型コロナウイルス感染症は、過去2年いずれも、年末年始に拡大しており、また、この秋・冬については、季節性インフルエンザとの同時流行が懸念されるとの専門家の指摘もあります。
9月から、オミクロン株対応ワクチンの接種を開始していますが、オミクロン株対応ワクチンの重症予防効果等は従来型ワクチンを上回ることや、今後の変異株に対してもより有効であることが期待されています。
こうしたことを踏まえ、年内にオミクロン株対応ワクチンの接種を進めることが非常に重要であり、希望する全ての対象者が年内に接種を受けられるよう、政府では接種体制の確保や周知広報を行っているとのことです。
会員の皆様におかれましても、適宜リーフレットや動画資材を活用いただき、会員等への周知や各所での掲示・配布をお願いいたします。
パンフレットや動画は下記の添付資料から確認できます。
通知(公益社団法人 日本調理師会宛)
別添1_リーフレット(オミクロン①)

食ニュース

インボイス制度の開始に向けた周知等について

厚生労働省 健康局より「消費税の適格請求書等保存方式(インボイス制度)」につき、情報提供等の協力依頼等がまいりました。
今回の情報提供においては、インボイス発行事業者の早期登録、制度説明会の実施、会報誌等への寄稿等の依頼が来ております。詳細は下記に添付していますので、ご覧ください。

公益社団法人 日本調理師会宛_消費税の適格請求書等保存の開始に向けた周知等について
講師派遣及び寄稿依頼要領
(参考)免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関するQ&Aについて
(参考)免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関するQ&A
(参考)インボイス制度への対応に関するQ&Aについて(概要)
講師派遣依頼申込書・寄稿申込書は日本調理師会の事務局にございます。必要な場合には事務局までご連絡ください。

集団給食施設における新型コロナウイルス感染症対策セミナーの御案内(オンラインセミナー)

  「集団給食施設における新型コロナウイルス感染症対策セミナー」の御案内(オンラインセミナー)

標記について、独立行政法人国立病院機構よりご案内がございました。
医療機関や介護施設等の集団給食に関わる方を対象に、セミナーが開催されます。

  日  時:令和4年12月6日(火) 13:10~15:30
  形  式:オンライン形式(Webexを利用)
  参加費 :無料
  定  員:1,000人
  申込期限:令和4年11月29日(火)
  申込方法:添付資料のURL又はQRコードよりお申し込みください。

※詳細はこちらをご確認ください。

「専門調理師・調理技能士のための専門調理食育推進員認定講座」の御案内(神奈川会場)

  日  時:令和5年2月1日(水) 10:00~16:30
  会  場:横浜市港南区民文化センター「ひまわりの郷」ホール
  募集定員:200名

会員の出席希望の場合は、調理師会と氏名を日本調理師会 事務局へ連絡をお願い致します。(締切:令和4年12月9日)

なお、受講申し込みの締め切りに関しましては、定員になり次第終了となりますので、予めご了承ください。

詳細はこちらをご確認ください。

                            (公社)日本調理師会 事 務 局                                TEL 045-594-7725
                               FAX  045-594-7724

「第12回飲酒と健康に関する講演会」(11月25日)の御案内

    〜 公益財団法人健康・体力づくり事業財団からの案内です。〜
11月10日~16日はアルコール関連問題啓発週間です。
公益社団法人アルコール健康医学協会主催で、令和4年11月15日(火)に第12回飲酒と健康に関する講演会を星陵会館ホールにて開催致します。
◆日時 
 令和4年11月15日(火)13:50~16:50(13:15~受付開始)
◆場所
 星陵会館ホール(東京都千代田区永田町2-16-2)
◆プログラム
 14:00~14:20
  「次期国民健康づくり運動プランとアルコール健康障害対策の推進について」
   佐々木孝治 厚生労働省 健康局 健康課長 
 14:20~15:20
  「私もあなたも知っておきたい!女性の健康と飲酒の関係」 
   岩原千絵 白峰クリニック 精神科医
 15:40~16:40
 「アルコールと膵臓の病気」
   正宗 淳 東北大学大学院医学系研究科消化器病態学分野 教授 

◆参加費は無料、入退場自由、先着180名、事前登録制

◆お申込み方法等については下記をご覧ください
  公益社団法人アルコール健康医学協会 ホームページ
  https://www.arukenkyo.or.jp/information/kouen_221115.html
 
※詳しくは第12回飲酒と健康に関する講演会 案内をご覧ください。

令和4年度「地産地消コーディネーター育成研修会」参加者募集

地域の活性化や食育等様々なメリットのある地産地消を病院や福祉施設、学校、社員食堂等の施設給食において進めるには、規格や価格、品質などの納入の調整や情報共有等の課題があり、給食事業者側と生産者側との間で連携を図る調整役の役割が重要です。
そこで、その調整役となりうる地産地消コーディネーターを育成することを目的に、以下のとおり「地産地消コーディネーター育成研修会」を開催いたしますので、ぜひともご参加ください。地産地消に興味のある方であればどなたでもご参加いただけます。

【開催日時・場所】
日時:令和4年11月9日(水)13:30~17:30
場所:エッサム神田ホール1号館3階大会議室(301)
   〒101-0045 東京都千代田区神田鍛冶町3-2-2
  ※ZoomウェビナーまたはYouTubeでのライブ配信も実施

詳しくは、こちらのチラシ(R4年度育成研修会 開催チラシ)をご覧ください。

「調理師養成施設教員向けジビエセミナーの参加について」の御案内  (対象:専門調理師・調理技能士)

「調理師養成施設教員向けジビエセミナーの参加について」の御案内 
(対象:専門調理師・調理技能士)

 標記について、(公社)調理技術技能センターより案内がございました。
(一社)日本ジビエ振興協会が開催する「調理師養成施設教員向けジビエセミナー」に(公社)調理技術技能センターが関わる「専門調理師・調理技能士」の皆さんも参加できることになりました。
セミナーの日程・会場については、別添資料を確認ください。
申し込みは、(一社)日本ジビエ振興協会のウエブサイトから行っていただきますが、その際「自由記入欄」に「公益社団法人調理技術技能センター関係」と必ず記入して下さい。
 
 なお、調理師養成施設の教員が優先になりますので、定員超過の場合は、参加できない場合もありますので、予めご了承ください。

別添資料
申し込みはこちらからお願いします。

食ニュース

令和4年度食生活改善普及運動の実施について

今後より一層、食生活改善の重要性を普及・啓発することが求められることから、
「食事をおいしく、バランスよく」を基本テーマとし、9月1日から30日までの1か月間、全国的に本運動を展開します。
今年度は、「バランスのよい食事」や「野菜摂取量の増加」を啓発するための新たな店頭POPツール等を掲載しますので御活用ください。
※ スマート・ライフ・プロジェクトのホームページからダウンロード、印刷の上御活用いただけます。

第12回愛情弁当コンテストの結果が発表されました。

 令和3年度で第12回をむかえた「全国こどものための愛情弁当コンテスト」の受賞者が決定し、去る6月28日に開催した(公社)日本調理師会通常総会において受賞者の発表が行われました。
 今回の全国における予選参加総数が1,233作品。そこから本選に進んだ42作品から各賞が選ばれました。

 今回の受賞者は次のとおりです。
第12回全国こどものための愛情弁当コンテスト 結果
第12回全国こどものための愛情弁当コンテスト 最優秀作品

食ニュース

新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和4年5月23日改訂)について

既に報道等でご承知かもしれませんが、昨今の感染状況を踏まえまして、
内閣官房コロナ室にて、基本的対処方針が改訂されましたので添付の通り共有させていただきます。

本改訂におきましては緊急事態宣言やまん延防止の発令等に係る内容はございませんが、
P17,21の通り「マスクの着用」に係る方針の変更等がなされておりますので、ご承知おきください。
新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和4年5月23日変更)

新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針変更(令和4年5月23日)(新旧対照表)

食ニュース

調理師法施行規則の一部を改正する省令の施行について(施行通知)の詳細を掲載しました。

調理師法施行規則の一部を改正する省令の施行について(施行通知)の詳細を掲載しました。

詳しくはこちらのPDFをご覧ください