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第9回全国こどものための愛情弁当コンテスト受賞者決定!
平成30年度で第9回を数えた(公社)日本調理師会が主催、厚生労働省、文部科学省、農林水産省他が後援する「全国こどものための愛情弁当コンテスト」の受賞者が決定し、去る6月14日に開催した(公社)日本調理師会通常総会において受賞者の発表が行われた。
今回の全国における予選参加総数が全国で2522作品。そこから本選に進んだ作品84作品から(公社)日本調理師会最優秀賞1作品、国民の健康と色の安全を考える会最優秀賞1作品、その他(公社)日本調理師会優秀賞、(公社)日本調理師会優良賞が選ばれた。
いずれも力作が揃い、予選段階から各審査員が頭を悩ませたという話を耳にしたが、これもひとえに参加者の創意工夫の賜物のお弁当が揃ったということであろう。
なお、(公社)日本調理師会最優秀賞並びに国民の健康と食の安全を考える会最優秀賞受賞者には賞状及び副賞として「㈱純情米いわて 岩手県産米ギフト(協力:いわて純情米需要拡大推進協議会)を、その他の受賞者には賞状を贈呈した。
今回の受賞者、受賞作品等は次のとおり。
(公社)日本調理師会最優秀賞(鳥取県:大川真侑様 タイトル:「桜満開はじめてのお弁当」)
国民の健康と食の安全を考える会最優秀賞(長崎県:前田日和様 タイトル:「てんとうむし弁当」)
なお、各賞の受賞者はこちら ↓
第9回愛情弁当コンテスト受賞者一覧
新年のご挨拶
皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、昨年は調理師法施行60周年にあたり、厚生労働省及び調理関係8団体が共催で11月に東京の明治記念館において各方面からご来賓を迎え、記念大会を開催させていただきました。
おかげをもちまして、栄えある受賞者の皆様をはじめ予想を大きく超えた大勢の方々にご来場いただき、盛大な記念式典並びに受賞祝賀会となりましたことをここにご報告申し上げるとともに、主催団体の一人として心から御礼申し上げます。
60年といえば人生で例えれば還暦であり、調理師法の還暦の節目を迎えた昨年に、私は(公社)日本調理師会の第11代会長を拝命いたしました。
2年後には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、それに向かい我が国の食文化を世界に発信すべく外食産業で業務に従事する調理師には多大なる期待が寄せられるものと想像されますので、私は(公社)日本調理師会会長として会員団体の皆様をはじめ第一線で調理業務に励んでいる全国の調理師の皆様が思う存分活躍できるよう、側面から協力させていただきたいと考えております。
また2020年に全面施行される健康増進法の一部改正の法律、いわゆる受動喫煙の対応については飲食店店舗のあり方そのものを見直し、図らねばならいことも多々有り得るであろうと存じますが、これもまた私も含めた調理師の責務として真摯に取り組んで行きたいと思っております。
いずれにせよ、生命の源である食に携わる調理師は、国民の健康を根底から支えている存在であると申しましても過言ではありません。
どうか全国の調理師の皆様におかれましては、これからも研さんに励み、お互いに協力し合い、時代の要求に耐え得る力を蓄えながら国民の健康増進に寄与できるよう尽力いただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。
新しい年の幕開けにあたり、皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
平成31年元日
公益社団法人 日本調理師会
会 長 加 藤 綱 男
第9回全国こどものための愛情弁当コンテスト
(公社)日本調理師会は、今や国民運動となった「食育」をさらに推進するために、それぞれの地元の地産品を取り入れた、育ち盛りの子供たちに食べさせたい手作りのお弁当を競う「第9回全国こどものための愛情弁当コンテスト」を開催いたします。
全国のお父さんお母さん、愛情あふれる自慢のお弁当を応募してみませんか?
<コンテスト内容>
幼稚園から小学生までの子供に食べさせたい、各地の地産品を取り入れたお弁当について、本コンテストを実行する各都道府県調理師関係団体で予選を行い、当該団体から推薦された作品の中から本選で優秀作品を決定し、表彰します。
なお予選本選とも書類(レシピ・作品の写真等)による審査のみとなります。
<応募作品の条件>
・子供向けのお弁当であること。
・応募者の地元の地産品を取り入れること。
・材料費は原価300円までとすること。
・お弁当箱は、普段使っているものを用いること。
・見て楽しい、食べて元気になれるお弁当であること。
<参加対象者>
国民すべて(調理師免許を有し、調理の業務に就業する者は除く)。
※ 職業として調理業務に従事する調理師の方々の参加はご遠慮下さい。
<開催日程>
都道府県予選締切 平成31年1月末日
本 選 締 切 平成31年2月末日
表 彰 式 2019年6月19日 (会場:アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区))
(訂正:表彰式日程について、ポスターは平成31年6月21日となっておりますが、
5月1日に新元号となるため2019年となります)。
<応募方法>
応募希望者がお住まいの各都道府県の(公社)日本調理師会正会員団体へお問い合わせ下さい。
ただし、次の10県(栃木県、長野県、福井県、徳島県、愛媛県、高知県、佐賀県、大分県、宮崎県、鹿児島県)または都合により本年度予選会が開かれない県にお住まいの方でコンテスト応募希望の方のお問い合わせは、公益社団法人日本調理師会(〒111-0051 東京都台東区蔵前2-4-5 岩金ビル5F 電話03-3862-9676 FAX 03-3862-9805)へお願いいたします。
※上記10県(または予選会が開かれない県)在住の方々の応募用紙はこちらから印刷して下さい → 愛情弁当コンテスト応募用紙
公益社団法人 日本調理師会
<後援>
厚生労働省 農林水産省 文部科学省 国民の健康と食の安全を考える会 (公社)全国調理師養成施設協会 (一社)日本病院調理師協会 「早寝早起き朝ごはん」」全国協議会 健康日本21推進全国連絡協議会(順不同)
<協賛>
キユーピー(株) (株)マサヒロ (株)まほろば (有)風声舎 日乃本食産(株) (株)ユニバーサルファミリー 安心事務所(順不同)
実施要綱はこちらを参照下さい → 「第9回全国こどものための愛情弁当コンテスト」実施要綱
調理師従事者届出
平成30年度は調理師法第5条の2により、2年に一度飲食店、給食施設等に従事する調理師が、厚生労働省令で定める事項を就業地(都道府県)の知事に届け出る年です。
具体的には、当該年(平成30年)の12月31日現在の状況等を、翌年1月15日までに実際に就業している地(都道府県)の知事または当該都道府県知事が予め指定する者(「指定届出受理機関」といい、各都道府県の調理関係団体(調理師会)が指定されている例が多い)に届出をするもので、調理業務に従事する調理師の義務として課されています。
調理師の皆様がこの届出を行うことにより、調理師の実態がより詳しく行政に伝わり、近年特に注目されている「食育」や食に関わる諸問題等において、調理師の重要性、必要性がますますクローズアップされるとともに、今後調理師が兼ね備えればならない知識等を得られる講習会に参加ができるチャンスが増えてきます。
(公社)日本調理師会並びに日本調理師会正会員である都道府県の調理関係団体は本届出について、各飲食店、保健所等においてポスターを掲示するなどその制度を推進しておりますが、調理師のいる店は安全・安心であり、健康は毎日の食事からという考えのもとに、本届出の趣旨をご理解のうえ、調理師の皆様が積極的に届出を行っていただくよう願っております。
なお、届出方法等本届出についてのお問合せ、ご質問等は、就業している都道府県庁または日本調理師会正会員団体へお問い合わせください。
広報用ポスター(ここをクリック) → 調理師従事者届 広報用ポスター
ハラール対応調理講習(大阪会場)
この度(公社)日本調理師会の正会員団体である(一社)大阪府日本調理技能士会の室田会長が中心となり、イスラム教徒の皆様の信頼に叶う日本料理のハラール化を学習するための「ハラール対応調理講習会」を、(一社)全国日本調理技能士会連合会の主催で平成31年1月22日(火)に大阪府大阪市西区の大阪ガスハグミュージアムにて開催することとなった。
本講習はハラールに徹底して正しく対応させながらも、本物の日本料理として味を落とすことなく調理する工夫についても、プロの調理師の視点から様々な提案を行う内容となっているので、関西地方の調理師の皆様にはこれを機会に是非受講されてはいかがだろうか。
詳細はこちら(クリック) → ハラール対応調理講習(大阪会場)
健康増進法の一部を改正する法律について
去る11月5日(月)、厚生労働省において厚生労働省健康局武井健康課長と(公社)日本調理師会加藤会長並びに小山副会長が、健康増進法の一部を改正する法律(平成30年法律第78号:いわゆる受動喫煙対策)について意見交換を行った。
受動喫煙対策ついて(公社)日本調理師会はかねてから飲食店等における住み分けとして分煙を推進しているが、今般健康増進法の一部を改正する法律が施行されるにあたり、厚生労働省からは弊会をはじめ調理師(飲食店等)に対し、更なる協力依頼があったものである。
なお、健康増進法の一部を改正する法律に関する概要は次のとおり。
こちらをクリック → 健康増進法の一部を改正する法律(平成30年法律第78号)
日調FAX情報(第279号)
<通常総会終了>
6月19日に東京都千代田区の「アルカディア市ヶ谷」において平成30年度日調通常総会が開催された。
第1部の表彰式では本年度の各種表彰が行われ、会長表彰52名、永年功労20名、調技センター理事長感謝状3名、叙勲・褒章受章者7名、名誉師範認定者2名、師範認定者7名、「第8回こどものための愛情弁当コンテスト」入賞者72名(日調最優秀賞1名、考える会最優秀賞1名、優秀賞31名、優良賞39名)が栄に浴した後、厚生労働大臣の祝辞(厚生労働省 清野栄養指導室長代読)があり、最後に桜井隆彦氏(愛知県)の謝辞で終了した。
続いて、議事となる第2部は議題(報告事項並びに決議事項)として平成29年度所業報告並びに収支決算、平成30年度事業計画並びに収支予算、役員改選における新理事候補等が提議され、それぞれ承認された。
また、総会終了後、直ちに新理事による臨時理事会が開催され、代表理事である会長、執行理事である副会長、専務理事が選任された。
今回選任された執行理事、理事次のとおり(敬称略)。会長:加藤綱男(岩手)、副会長:渡邊孝行(北海道)、川副憲雄(福島)、小山正武(神奈川)、湯本忠仁(長野)、吉川俊行(岐阜)、前田洋三(和歌山)、知久馬惣一(鳥取)、川島壽元(長崎)、専務理事:戸塚雄三(東京)、理事:関根利明(埼玉)、金子金平(千葉)、佐藤衛(新潟)、鈴木良昌(愛知)、佐藤友重(大阪)、中西彬(兵庫)、三宅邦夫(岡山)。
<第8回こどものための愛情弁当コンテスト最優秀賞>
先にもお伝えしたとおり、平成30年度通常総会において「第8回こどものための愛情弁当コンテスト」の表彰式が行われた。
本年度は山口県の上野里保様((公社)日本調理師会最優秀賞)並びに福島県の佐々木文枝様(国民の健康と食の安全を考える会最優秀賞)の作品が最優秀賞に選ばれ、賞状と副賞(岩手県産ブランド米「銀河のしずく」:協力 岩手県庁)がそれぞれの受賞者の代理として、(一社)山口県調理師団体連合会鴛海会長と(一社)福島県調理師会川副会長に渡された。
山口県:上野里保様「おはようワンコ弁当」
「第8回全国こどものための愛情弁当コンテスト」受賞者決定!
平成29年度で第8回を数えた(公社)日本調理師会が主催、厚生労働省、文部科学省、農林水産省他が後援する「全国こどものための愛情弁当コンテスト」の受賞者が決定し、去る6月19日に開催した(公社)日本調理師会通常総会において受賞者の発表が行われた。
今回の全国における予選参加総数が全国で3182作品。そこから本選に進んだ作品72作品から(公社)日本調理師会最優秀賞1作品、国民の健康と色の安全を考える会最優秀賞1作品、その他(公社)日本調理師会優秀賞、(公社)日本調理師会優良賞が選ばれた。
いずれも力作が揃い、予選段階から各審査員が頭を悩ませたという話を耳にしたが、これもひとえに参加者の創意工夫の賜物のお弁当が揃ったということであろう。
なお、(公社)日本調理師会最優秀賞並びに国民の健康と食の安全を考える会最優秀賞受賞者には賞状及び副賞として岩手県産米10キロ(協力:岩手県庁)を、その他の受賞者には賞状、すべての受賞者に受賞者カードを贈呈した。
今回の受賞者、受賞作品等は次のとおり。
(公社)日本調理師会最優秀賞(山口県:上野里保様 タイトル:おはようワンコ弁当)
国民の健康と食の安全を考える会最優秀賞(福島県:佐々木文枝様 タイトル:「ふくしまの『さるかに合戦』」)
国民の健康と食の安全を考える会 最優秀賞 佐々木文枝 様
なお、各賞の受賞者はこちら → 第8回愛情弁当コンテスト受賞者一覧
日調FAX情報(第278号)
早いもので、平成30年も3月に入り、まもなく平成29年度が終了する。各正会員団体と同様であるが日調も厳しい財政状況であることは否めず、平成30年度はなお一層連携を深め組織の拡充と事業の推進を図りたいと思う次第である。
<日調創立50周年記念大会>
昭和42年11月に社団法人として認可された日本調理師会は平成29年年度に創立50周年を向かえ、去る2月6日(火)に神奈川県横浜市の「横浜ベイホテル東急」においてこれを記念した創立50周年記念大会を開催した。
正午に開始した第1部は記念事業と表彰式が執り行われ、記念事業はHACCPを主題とした基調講演(演者:厚生労働省医薬・生活衛生局の道野食品監視安全課長)とパネルディスカッション(パネリスト:厚生労働省(道野課長、栄養指導室田中室長補佐)、(公社)日本食品衛生協会(桑崎専務理事)、一般消費者(㈱オリマツ 平野代表取締役)、(公社)日本調理師会(前田副会長、渡邊理事)、コーディネーター:(公社)日本調理師会 戸塚専務理事)が行われ、近い将来全ての調理師に必須であろうHACCPについて大いに学べる好機として、約300名の来場者が熱心に聴き入っていた。
続く各種表彰式は厚生労働大臣の祝辞(代読:厚生労働省健康局健康課 清野栄養指導室長)から始まり、(公社)日本調理師会会長表彰の賞状授与(代表:岡部伸雄氏)、名誉師範(代表:大河原実氏)並びに師範(代表:初澤洋三氏)認定証交付を経て、最後に石橋昭仁氏が謝辞を述べて恙無く終了した。
また、午後3時からは祝賀会となり、全国から来場した調理師の方々の他、国会議員、地方議員、友誼団体長、賛助会員等のご来賓が多数ご臨席され、盛大な祝宴となった。
<日本食育指導員講師認定講座>
2月22日(木)、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)にて平成29年度「日本食育指導員講師認定講座」が開催された。
今回は全国から35名が参加し日調の食育の根幹である「食の伝承」を主に学習したが、これらの知識をベースにそれぞれが独自の「食育論」を身に付け、地域における食育の推進に勤めていただきたいものである。
<平成29年度第2回理事会開催>
「日本食育指導員講師認定講座」の翌日となる2月23日(金)に、平成29年度第2回理事会が開催された。
本理事会では平成30年度の事業計画、収支予算及び役員報酬に関する規程の一部変更等が上程されそれぞれ満場一致で承認可決したほか、その他参考として創立50周年記念大会の収支決算(概算)と、平成30年度は役員改選であることから、現在までに事務局へ報告があった新理事候補の氏名について報告があった。
<その他>
平成30年度の調理師関係功労者厚生労働大臣表彰式典は、調理師法施行60周年記念全国大会として、11月20日(火)に明治記念館(東京都港区)で開催されることとなった。
平成30年 年頭挨拶
新年明けましておめでとうございます。
平素から(公社)日本調理師会の活動に対し格別なご理解並びにご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊会は平成29年度をもって創立50周年となる節目を迎えました。弊会がこれまで半世紀に渡り調理師の資質向上並びに地位向上及び調理技術の発展を目指した活動を継続出来たのも、ひとえに関係各位のご指導ご鞭撻の賜物と心から感謝申し上げる次第であります。
さて、昨年の我が国は日経平均株価が戦後最長を更新する連騰を記録し、また2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え日本ブームも相俟って諸外国からの観光客がますます増加する等、日本経済は上昇気流に乗っているといわれているものの、その反面日本の主要産業であるいくつかの製造業界において製品のデータ改ざん、無資格者検査等の不適切行為が発覚し大問題となり、いわゆる「ものづくり日本」ブランドの信用が失墜しかねない事件が相次いだのは、非常に残念な出来事でありました。
また、このような状況の中で我々の外食業界を見ると、まだまだ好景気の恩恵にはあずかれず試練の日々が続いているように思われます。
特に最近は飲食店や給食施設等において調理師や従業員不足の問題が顕著になり、人材は経営の根幹であることから、これらの対応も深く考えていかなければなりません。
しかしながら、数年前から「食」の世界は和食が世界遺産に登録され、外国人観光客の増加等は我々の業界には追い風であるため、それぞれが知恵を出し合いながらこの風に乗っていきたいと考えております。どうぞ皆様におかれましても弊会と力を合わせこの難局を乗り越えていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、関係各位のご健勝並びにご多幸を祈念し、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。
公益社団法人 日本調理師会
会 長 石 川 東 功
平成30年度 食品安全モニター募集(内閣府より)
内閣府食品安全委員会は、広く国民から食の安全に関して意見を求めるとともに、食品の安全に関する知識を普及するため、平成30年度の「食品安全モニター」を募集しております。
調理師の立場から食品の安全について意見を述べられる良い機会でありますので、ぜひ応募をご検討下さい。
食品安全モニターとは → 食品安全モニター内容
応募はこちらを参照 → 食品安全モニター 応募要項
東京都 分煙の署名活動にご協力を!
昨今の受動喫煙防止問題についてはマスコミ報道等を通じ連日報道され、国民の大きな関心事のひとつにになっておりますが、この度東京都が公表した受動喫煙防止条例(仮称)は、弊会をはじめとする外食業界、またその他関連業界が一丸となって推進していた分煙運動の甲斐もなく、飲食店その他の場所で喫煙者と非喫煙者の共存が事実上不可能となる内容となっておりました。
これを踏まえて、東京都生活衛生同業組合連合会、東京都麻雀業協同組合、東京都たばこ商業協同組合連合会、一般社団法人日本たばこ協会(敬称略)の4団体が関連業界の意見・要望を東京都に届けるため新たに署名運動を実施することとなり、(公社)日本調理師会もこれに呼応し協力することとした次第です。
(東京都受動喫煙防止条例の概要お呼び署名運動の趣旨 → 東京都条例概要・web署名案内)
また、この東京都における運動が他道府県の分煙運動の力にもなることを切に祈っております。
ついては、WEBによる署名運動に参加し関連団体とともに弊会の声を届けたいと存じますので、是非ともこのWEB署名について、広く皆様のご協力をいただきたくどうぞよろしくお願い申し上げます。
(公社)日本調理師会会長 石川東功
◎署名実施期間:平成29年12月末日まで(予定)
◎東京都受動喫煙防止条例(仮称)に関する署名運動 → 東京都署名 主催団体リリース
◎WEB署名先URL:署名運動
第8回 全国こどものための愛情弁当コンテスト
(公社)日本調理師会は、今や国民運動となった「食育」をさらに推進するために、それぞれの地元の地産品を取り入れた、育ち盛りの子供たちに食べさせたい手作りのお弁当を競う「第8回全国こどものための愛情弁当コンテスト」を開催いたします。
全国のお父さんお母さん、愛情あふれる自慢のお弁当を応募してみませんか?
<コンテスト内容>
幼稚園から小学生までの子供に食べさせたい、各地の地産品を取り入れたお弁当について、本コンテストを実行する各都道府県調理師関係団体で予選を行い、当該団体から推薦された作品の中から本選で優秀作品を決定し、表彰します。
なお予選本選とも書類(レシピ・作品の写真等)による審査のみとなります。
<応募作品の条件>
・子供向けのお弁当であること。
・応募者の地元の地産品を取り入れること。
・材料費は原価300円までとすること。
・お弁当箱は、普段使っているものを用いること。
・見て楽しい、食べて元気になれるお弁当であること。
<参加対象者>
国民すべて(調理師免許を有し、調理の業務に就業する者は除く)。
※ 職業として調理業務に従事する調理師の方々の参加はご遠慮下さい。
<開催日程>
都道府県予選締切 平成30年1月末日
本 選 締 切 平成30年2月末日
表 彰 式 平成30年6月19日 (会場:アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区))
(訂正:表彰式日程について、ポスターは平成30年6月21日となっておりますが、
正しくは6月19日です。お詫びして訂正いたします)。
<応募方法>
応募希望者がお住まいの各都道府県の(公社)日本調理師会正会員団体へお問い合わせ下さい。
正会員団体はこちら → 正会員所在地一覧
ただし、次の11県(栃木県、長野県、福井県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、佐賀県、大分県、宮崎県、鹿児島県)にお住まいで、コンテスト応募希望の方のお問い合わせは、公益社団法人日本調理師会(〒111-0051 東京都台東区蔵前2-4-5 岩金ビル5F 電話03-3862-9676 FAX 03-3862-9805)へお願いいたします。
※上記11県在住の方々の応募用紙はこちらから印刷して下さい → 第8回 全国こどものための愛情弁当コンテスト 応募用紙
<主催>
公益社団法人 日本調理師会
<後援>
厚生労働省 農林水産省 文部科学省 国民の健康と食の安全を考える会 (公社)全国調理師養成施設協会 (一社)日本病院調理師協会 「早寝早起き朝ごはん」」全国協議会 健康日本21推進全国連絡協議会(順不同)
<協賛>
キユーピー(株) (株)マサヒロ (株)まほろば (有)風声舎 日乃本食産(株) (株)ユニバーサルファミリー 安心事務所(順不同)
実施要綱はこちらを参照下さい → 第8回全国こどものための愛情弁当コンテスト 実施要綱
年頭挨拶
謹んで初春のお慶びを申し上げます。
日頃から(公社)日本調理師会の活動に対し、格別なご理解並びにご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を顧みますと、改めて我が国が地震大国であることを再認させられる大地震が熊本県で起こりましたことが、記憶に新しいことと存じます。
(公社)日本調理師会も全国の会員団体から義援金を募りお見舞い申し上げましたが、本震災は東日本大震災ほどの被害は免れたものの、それ以降同地では晩秋までに計測された震度6以上の地震は6回を数え、震度4以上のものまで広げると140回前後計測されていると発表されており、住人の皆様は今も不安な思いで日々過ごされていると拝察いたします。
まだまだ復旧の目処が立たない被災地が多い東北地区同様、熊本県においても当分の間仮設住宅その他において避難生活を余儀なくされている方々が数多くいらっしゃることを思うと誠に心痛極まりなく、当地の行政をはじめ関係各位には、避難されている皆様が一日も早く安心して元の生活に戻れるようご尽力いただきたく心からお願い申し上げる次第であります。
また、我々調理師が関わる「食」の世界でも様々な出来事や事件が起こり毎日のように報道されておりましたが、それも全ては「食」が生命の源であると同時に生活の基であり、また「食道楽」という言葉のとおり「食は楽しむべきもの」という一面もあるという、人間の営みにおける大きな関心事のひとつであることに他ならないからでありましょう。
だからこそ、「食」に関わる事故は決してあってはならず、我々外食産業に従事する調理師は常に衛生的な作業を念頭に置き、日々の業務に勤しむべきと考えております。
3年後の東京オリンピック・パラリンピックに向け日本の各地に諸外国の観光客がこれまで以上に訪れることとなり、外食産業もまた多くの外国人の方々をお迎えすることは必然ですが、観光客の方々が日本の食文化に触れるだけでなく、安全・安心な食事を十分に堪能いただくためには、我々調理師が日々精進し技術と衛生的知識の研鑽を積まなければなりません。
どうぞ調理師の皆様には、これからも己に厳しく勉強を続けていただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。
公益社団法人 日本調理師会
会 長 石 川 東 功
日調FAX情報(第275号)
<速報・調理師関係厚生労働大臣表彰>
平成28年度調理師関係功労者厚生労働大臣表彰が、11月22日(火)に東京都千代田区の厚生労働省講堂において行われた。
本年度は全国から推薦された122名(調理師制度功労39名、調理師養成功労6名、調理業務功労77名)が受賞の栄に浴した。なお、被表彰者は次のとおり(調理師養成功労は除く。敬称略)。
◎調理師制度功労:(北海道)菅原壽志、(青森県)中村貢、(岩手県)狩野美紀雄・川村保、(宮城県)佐藤純、(栃木県)髙橋友久、(群馬県)正田雅美、(埼玉県)浅見栄一、村山健次、(千葉県)前川次男、小久保照夫(東京都)石谷仁、渡邉誠一、(神奈川県)神田富男、新妻敬志(新潟県)勝島勝美、(富山県)松田勝、(石川県)安部清、松本光一、(山梨県)廣島正浩、(長野県)中牧美郎、八木茂喜、(岐阜県)上仲豊和、(三重県)増井久男、(滋賀県)小野寺和徳、(大阪府)分林眞人、(兵庫県)森脇富成、(奈良県)村上紀惠、(広島県)山田博幸、(山口県)、沼聖剛、(香川県)松原勉、(鹿児島県)濵田伸一、(沖縄県)島袋賀政、(中央)遠藤君子、見物賢、與座敏光、千葉光治、牧定広、鈴木栄。
◎調理業務功労:(北海道)三田村猛、藤元明光、(青森県)大西文雄、(岩手県)岩渕芳悦郎、野中賢二、(宮城県)渡邉隆、(山形県)小松玄、(茨城県)櫻井貢、(埼玉県)石塚章雄、(千葉県)門倉一郎、(東京都)岡本章、齋藤章雄、加瀬秀雄、小林昇、(神奈川県)髙橋利春、飯村裕治、(新潟県)森山輝勇司、(石川県)小山英子、下代康久、(福井県)小林治、(山梨県)卜部慶子、(長野県)滝沢詳治、大草通則、(岐阜県)三島勲、川俣昇司、(静岡県)大谷勇、松本祐治(愛知県)大林一博、大下貞三、(三重県)岡益夫、(滋賀県)古谷仁成、(京都府)松村靖、(大阪府)坂口保則、宮脇啓行(兵庫県)西久保節文、武田利史(奈良県)井ノ上浩幸、(和歌山県)一木謙三、川西正義、(広島県)金國亮介、(山口県)梶本剛史、(徳島県)大喜田恵子(香川県)田部井康夫、(愛媛県)岡崎淳一、(高知県)酒井達哉、山本信男、(福岡県)草場義則、甲斐元二、(佐賀県)野口架喜、(熊本県)北原隆、(大分県)子代和成、(鹿児島県)山下一敏、(中央)坂本実継、保科正己、勇崎元浩、菊地重憲、鈴木新二、横田利春、小川昭次、古久保明美、齋藤芳雄、杉山福夫、伊藤博志、鈴木義男、冨田勝、谷中繁雄、内田和夫、住永勉、米川修二。
※(公社)日本調理師会関係受賞者の皆さん
調理師従事者届出(平成28年度)
平成28年度は調理師法第5条の2により、2年に一度飲食店、給食施設等に従事する調理師が、厚生労働省令で定める事項を就業地(都道府県)の知事に届け出る年です。
具体的には、当該年(平成28年)の12月31日現在の状況等を、翌年1月15日までに実際に就業している地(都道府県)の知事または当該都道府県知事が予め指定する者(「指定届出受理機関」といい、各都道府県の調理関係団体(調理師会)が指定されている例が多い)に届出をするもので、調理業務に従事する調理師の義務として課されています。
調理師の皆様がこの届出を行うことにより、調理師の実態がより詳しく行政に伝わり、近年特に注目されている「食育」や食に関わる諸問題等において、調理師の重要性、必要性がますますクローズアップされるとともに、今後調理師が兼ね備えればならない知識等を得られる講習会に参加ができるチャンスが増えてきます。
(公社)日本調理師会並びに日本調理師会正会員である都道府県の調理関係団体は本届出について、各飲食店、保健所等においてポスターを掲示するなどその制度を推進しておりますが、調理師のいる店は安全・安心であり、健康は毎日の食事からという考えのもとに、本届出の趣旨をご理解のうえ、調理師の皆様が積極的に届出を行っていただくよう願っております。
なお、届出方法等本届出についてのお問合せ、ご質問等は、就業している都道府県庁(都道府県庁所在地一覧 平成28年度)の調理師担当課または(公社)日本調理師会正会員(平成28年度正会員所在地一覧 ※一部の正会員では、都道府県庁をご紹介する場合があります)へお願いいたします。
第7回全国こどものための愛情弁当コンテスト
(公社)日本調理師会は、今や国民運動となった「食育」をさらに推進するために、それぞれの地元の地産品を取り入れた、育ち盛りの子供たちに食べさせたい手作りのお弁当を競う「第7回全国こどものための愛情弁当コンテスト」を開催いたします。
全国のお父さんお母さん、愛情あふれる自慢のお弁当を応募してみませんか?
<コンテスト内容>
幼稚園から小学生までの子供に食べさせたい、各地の地産品を取り入れたお弁当について、本コンテストを実行する各都道府県調理師関係団体で予選を行い、当該団体から推薦された作品の中から本選で優秀作品を決定し、表彰します。
なお予選本選とも書類(レシピ・作品の写真等)による審査のみとなります。
<応募作品の条件>
・子供向けのお弁当であること。
・応募者の地元の地産品を取り入れること。
・材料費は原価300円までとすること。
・お弁当箱は、普段使っているものを用いること。
・見て楽しい、食べて元気になれるお弁当であること。
<参加対象者>
国民すべて(調理師免許を有し、調理の業務に就業する者は除く)。
※ 職業として調理業務に従事する調理師の方々の参加はご遠慮下さい。
<開催日程>
都道府県予選締切 平成29年1月末日
本 選 締 切 平成29年2月末日
表 彰 式 平成29年6月21日 (会場:アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区))
<応募方法>
応募希望者がお住まいの各都道府県の(公社)日本調理師会正会員団体へお問い合わせ下さい。
正会員団体はこちら → 正会員所在地一覧
ただし、次の11県(栃木県、長野県、福井県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、佐賀県、大分県、宮崎県、鹿児島県)にお住まいで、コンテスト応募希望の方のお問い合わせは、公益社団法人日本調理師会(〒111-0051 東京都台東区蔵前2-4-5 岩金ビル5F 電話03-3862-9676 FAX 03-3862-9805)へお願いいたします。
※上記11県在住の方々の応募用紙はこちらから印刷して下さい → 第8回全国こどものための愛情弁当コンテスト応募用紙
<主催>
公益社団法人 日本調理師会
<後援>
厚生労働省 農林水産省 文部科学省 国民の健康と食の安全を考える会 (公社)全国調理師養成施設協会 (一社)日本病院調理師協会 「早寝早起き朝ごはん」」全国協議会 健康日本21推進全国連絡協議会(順不同)
<協賛>
キユーピー(株) (株)マサヒロ (株)まほろば (有)ウエルフェアサービス 日乃本食産(株) (株)ユニバーサルファミリー 安心事務所(順不同)
実施要綱はこちらを参照下さい → 第7回全国こどものための愛情弁当コンテスト 実施要綱
第6回全国こどものための愛情弁当コンテスト 受賞者決定
平成27年度で第6回を数えた(公社)日本調理師会が主催、厚生労働省、文部科学省、農林水産省他が後援する「全国こどものための愛情弁当コンテスト」の受賞者が決定し、6月22日の(公社)日本調理師会通常総会において表彰式が行われた。
今回の全国における予選参加総数が全国で3,180作品。そこから本選に進んだ作品70作品から(公社)日本調理師会最優秀賞1作品、国民の健康と色の安全を考える会最優秀賞1作品、(公社)日本調理師会優秀賞27作品、(公社)日本調理師会優良賞41作品が選ばれた。
いずれも力作が揃い、予選段階から各審査員が頭を悩ませたという話を耳にしたが、これもひとえに参加者の創意工夫の賜物のお弁当が揃ったということであろう。
今回の受賞者、受賞作品等は次のとおり。
◎受賞者一覧・・・・第6回全国こどものための愛情弁当コンテスト 受賞者一覧
◎最優秀賞・・・・・ 第6回全国こどものための愛情弁当コンテスト 各最優秀賞
日調FAX情報(第274号)
<通常総会終了>
6月22日に東京都千代田区の「アルカディア市ヶ谷」において平成28年度日調通常総会が開催された。
第1部の表彰式では本年度の各種表彰が行われ、会長表彰48名、永年功労21名、調技センター理事長感謝状6名、叙勲・褒章受章者9名、名誉師範認定者7名、師範認定者12名、こどものための愛情弁当コンテスト入賞者70名(日調最優秀賞1名、考える会最優秀賞1名、優秀賞27名、優良賞41名)が栄に浴した後、厚生労働大臣の祝辞(厚生労働省 芳賀栄養指導室長補佐代読)があり、最後に松澤岳志氏(神奈川県)の謝辞で終了した。
続いて、議事となる第2部は議題(報告事項並びに決議事項)として平成27年度所業報告並びに収支決算、平成28年度事業計画並びに収支予算、役員改選における新理事候補及び新監事候補が提議され、それぞれ承認された。
また、総会終了後、直ちに新理事による臨時理事会が開催され、理事の互選により代表理事である会長、執行理事である副会長、専務理事が選任された。
今回選任された執行理事、理事及び監事は次のとおり(敬称略)。会長:石川東功(埼玉)、副会長:加藤綱男(岩手)、若林富雄(埼玉)、吉川俊行(岐阜)、前田洋三(和歌山)、知久馬惣一(鳥取)、川島壽元(長崎)、専務理事:戸塚雄三(東京)、理事:渡邊孝行(北海道)、川副憲雄(福島)、小山正武(神奈川)、佐藤衛(新潟)、湯本忠仁(長野)、西村明雄(長野)、鈴木良昌(愛知)、佐藤友重(大阪)、中西彬(兵庫)、鴛海貞夫(山口)、監事:萩谷寛(茨城)、矢作和孝(埼玉)、宇野登(神奈川)。
<石川会長がセンター理事長に就任>
去る6月24日に開催された(公社)調理技術技能センター総会で役員改選が行われ、弊会石川会長は引続き同センター理事職に重任するとともに、総会後に開催された理事会において同センター理事長に選任された。任期は2年。
今後は同センター理事長としても調理業界発展のために活躍されるので、大いに期待したいものである。
<事業企画委員・財政再建委員合同委員会>
当該年度事業の具体的な推進及び新規事業の策定のため、毎年度総会直後に執り行う事業企画委員会は、本年度は役員改選に伴いその委員も改選となったが、石川会長の希望により各地区から選出されていた前任者が引続き就任することとなり、また本年度は厳しい財政状況に鑑み財政再建策を検討すべく新たに財政再建委員が石川会長から指名され、去る7月19日(火)・20日(水)の2日間に渡り事業企画委員と財政再建委員による合同委員会が日調事務局で執り行われた。
合同委員会では平成28年度事業推進方法の他、主に受取会費(会費収入)の減少対策、公益事業収入である調理師教本頒布の拡大方法その他財政を再建するための方法について活発な意見交換がされた。
なお、今回就任した事業企画委員並びに財政企画委員は次のとおり(敬称略)。事業企画委員:加藤綱男(委員長 岩手)、小山正武(神奈川)、佐藤衛(新潟)、山越信治(長野)、前田洋三(副委員長 和歌山)、川島壽元(長崎)。財政再建委員:竹中俊夫(茨城)、西村明雄(長野)、鈴木良昌(愛知)。
新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えになられたことと存じます。
また、(公社)日本調理師会の活動に対し日頃から格別なご理解並びにご協力賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年後半は従前から続く中東問題に関わるテロ事件が相次ぎ、その影響で良好な関係であったヨーロッパの国同士が険悪になり、一部では第3次世界大戦の幕開けが近いとも言われるほど世界情勢が混沌としてまいりました。
地理的に見ればヨーロッパからはるか遠方に位置する我が国ではありますが、来年の伊勢志摩サミット、そして2020年の東京オリンピックを控え、世界各国から不特定多数のお客様が来日することが予想されますので、今後は我が国の威信をかけて一層厳重な警戒態勢でお客様の安全を図らなければなりません。
しかしながら、こういった機会は諸外国のお客様に日本の食文化を紹介する絶好のチャンスでもありますので、近年海外でも評判の高い日本食をぜひ本場で味わっていただき、帰国後はそれぞれのお国で日本食の良さをPRしていただきたいと熱望いたしております。
一方、調理師業界としては、平成28年度は十数年振りに調理師試験制度が変更となり、従来試験科目にあった「衛生法規」が廃止され試験科目が7科目から6科目に削減されます。
試験制度の大きな変更であり、調理師試験を受験される方々はもちろんですが、我々調理師業界側としても特に変更初年度は戸惑いもあろうかと想像いたします。弊会は調理師試験を受験する将来の調理師を志す皆様と各都道府県調理師会のフォローも十分にいたしたいと考えておりますので、ご相談があればご一報いただきますようお願い申し上げます。
マスコミ等では景気が回復したとの報道が多いものの、調理関係ではまだまだその実感を得ることができません。こういった事柄を契機に調理業界が活発になるよう、強く望むものであります。
最後になりましたが、年頭にあたり本年の決意を新にするとともに、皆様方のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。
平成28年元日
公益社団法人 日本調理師会 会 長 石 川 東 功
日調FAX情報(第272号)
<調理師試験準備講習会状況>
平成27年度が6ヶ月を経過した。アベノミクスの恩恵がなくまだまだ上昇気流に乗れない飲食業界の状況は、そのまま各県(都道府)調理師会及び日本調理師会の厳しい事業運営を反映しているが、全国20県以上で行われている調理師試験事前講習会の開催状況は、各県とも例年に比べ受講者の減少が著しいとの声を聞いている。調理師試験事前講習会の収入は多くの調理師会にとって最重要の財源であるため、受講者の減少は大きな痛手であり団体運営そのものが揺らぐものであり、調理師教本等を頒布する日本調理師会にとってもまた同様である。
平成28年度から調理師試験の受験科目がこれまでの7科目から6科目に変更されるため、次年度はまた状況が変わってくると想像できるが、いずれにせよ改めてそれぞれの県(都道府)において受講者の確保にこれまで以上に努めることが必要であろう。
<上半期の主な動静>
本年度上半期(4月~9月)の日調主な会議及び各会員団体の事業等をお知らせする。
(日本調理師会関係)
5月21日:(公社)日本調理師会平成27年度第1回理事会。6月23日:平成27年度通常総会(理事会・総会とも平成26年度事業報告及び決算報告、平成27年度事業計画(案)並びに収支予算(案)、新役員及び新会員の承認その他について審議)。7月13日・14日:事業企画委員会(平成27年度事業の具体的な推進等について検討)。
(各会員団体関係:調理師試験事前講習会を除く)
7月28日~30日:調理師熟練者講習(岩手県調理師会)。7月29日~8月7日:調理師熟練者講習(愛知県調理師会)。8月25日~27日:調理師熟練者講習(石川県調理師会)。8月25日~27日:調理師熟練者講習(大阪調理師会)。9月1日・2日:東海3県調理師大会(愛知県調理師会、岐阜県調理師連合会、三重県調理師連合会)。9月15日:東海・北陸地区会議(主な議題:◎行政からの要望に対する対応について、調理師免許証について、会員減少対策について等。また、意見として事務局会議開催の要望があった)。幹事:富山県調理師会。出席県:富山県調理師会(小谷会長他12名)愛知県調理師会(礒村会長他1名)、石川県調理師会(宮川会長他2名)、岐阜県調理師連合会(吉川会長他1名)、三重県調理師連合会(庄山会長)、日本調理師会(戸塚専務)
<愛情弁当コンテストについて>
(公社)日本調理師会の食育事業の柱となる「第6回こどものための愛情弁当コンテスト」を本年度も開催する。
本年度は前年度の予選総数は3,080作品。毎回前年度を超える応募があるが、果たして今回はどうだろうか。
本コンテストは他の食育関連コンテストと異なり一般の方が気軽に応募できることが特徴であるので、各正会員団体におかれても是非ご協力いただきたい。
なお、従来どおり地方予選締切は来年1月末日、本選締切は同2月、表彰は同6月の通常総会で行われる予定である。
<今後の主な予定>
11月17日(火):平成27年度調理師関係功労者厚生労働大臣表彰式、平成28年1月26日(火)~27日(水):事業企画委員会、2月25日(木):日本食育指導員講師養成講座、2月26日(金):平成27年度第2回理事会
第6回全国こどものための愛情弁当コンテスト
(公社)日本調理師会は、今や国民運動となった「食育」をさらに推進するために、それぞれの地元の地産品を取り入れた、育ち盛りの子供たちに食べさせたい手作りのお弁当を競う「第6回全国こどものための愛情弁当コンテスト」を開催いたします。
全国のお父さんお母さん、愛情あふれる自慢のお弁当を応募してみませんか?
<コンテスト内容>
幼稚園から小学生までの子供に食べさせたい、各地の地産品を取り入れたお弁当について、本コンテストを実行する各都道府県調理師関係団体で予選を行い、当該団体から推薦された作品の中から本選で優秀作品を決定し、表彰します。
なお予選本選とも書類(レシピ・作品の写真等)による審査のみとなります。
<応募作品の条件>
・子供向けのお弁当であること。
・応募者の地元の地産品を取り入れること。
・材料費は原価300円までとすること。
・お弁当箱は、普段使っているものを用いること。
・見て楽しい、食べて元気になれるお弁当であること。
<参加対象者>
国民すべて(調理師免許を有し、調理の業務に就業する者は除く)。
※ 職業として調理業務に従事する調理師の方々の参加はご遠慮下さい。
<開催日程>
都道府県予選締切 平成28年1月末日
本 選 締 切 平成28年2月末日
表 彰 式 平成28年6月22日 (会場:アルカディア市ヶ谷 (東京都千代田区))
<応募方法>
応募希望者がお住まいの各都道府県の 調理師会 へお問い合わせ下さい。
ただし、次の11県(栃木県、長野県、福井県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、佐賀県、大分県、宮崎県、鹿児島県)にお住まいで、コンテスト応募希望の方のお問い合わせは、公益社団法人日本調理師会(〒111-0051 東京都台東区蔵前2-4-5 岩金ビル5F 電話03-3862-9676 FAX 03-3862-9805)へお願いいたします。
※上記11県在住の方々の応募用紙はこちらから印刷して下さい → 第6回こどものための愛情弁当コンテスト応募用紙
<主催>
公益社団法人 日本調理師会
<後援>
厚生労働省 農林水産省 文部科学省(申請中) 国民の健康と食の安全を考える会 (公社)全国調理師養成施設協会 (一社)日本病院調理師協会 「早寝早起き朝ごはん」」全国協議会 健康日本21推進全国連絡協議会(順不同)
<協賛>
キユーピー(株) (株)マサヒロ (株)まほろば (有)ウエルフェアサービス 日乃本食産(株) (株)ユニバーサルファミリー 安心事務所(順不同)
実施要綱はこちらを参照下さい → 「第6回愛情弁当コンテスト」実施要綱

日本人の長寿を支える「健康な食事」の普及について
かねてから厚生労働省が検討し、平成26年10月に検討報告書として取りまとめた「健康な食事」について、平成27年9月9日付で、「『健康な食事』の普及について」及び「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安の普及について」の通知が厚生労働省健康局長から自治体及び関係団体宛てに発出されました。
詳細はこちらから → 厚生労働省健康局長通知
年頭のご挨拶
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
関係各位におかれましては、(公社)日本調理師会に対し多大なるご支援とご協力を賜り、心から御礼申し上げます。
さて、昨年末は予想だにしなかった衆議院解散、そして総選挙が行われましたが、大方の予想通り自由民主党が勝利いたしました。これは、国民がこの2年間の安倍政権の実績と総理が表明した本年度10月に予定していた消費税の引上げの延期による景気後退の歯止めに期待し、改めて自由民主党を政権与党として担うよう支持をしたものと考えます。
現在の我が国は経済問題の他、引き続き国内では憲法問題、発電に関する問題、対外的には近隣諸国との外交問題等々、様々な問題が山積しておりますので、新政府には将来の明るい日本を築くためにより一層の期待を寄せるものであります。
一方、我々調理師業界に目を向けると、調理師法施行規則の一部改正により本年4月1日から新たな「調理師養成施設指導要領」が適用されることになりました。
これにより、これまでの「教科科目」が「教育内容」に変更され取り纏められることとなり、新たな時代を担う調理師の育成に資する教育目標がそれぞれ策定され、また、この新たな調理師養成施設指導要領に基づく調理師養成施設卒業者との整合性を図るため、調理師法の一部改正により平成28年度から調理師試験科目及び出題内容が変更されることとなりました。
調理師試験の科目変更は10数年前に「食文化概論」が加わって以来であり、その他の変更として「衛生法規」が廃止されその内容が分散されいくつかの科目に収録される模様であります。
このような調理師の育成にかかる大幅改正は、近年特に注目されることとなった我が国の「食」の発展に対する期待であることに相違ありません。
(公社)日本調理師会は将来の調理師を志す皆様に対し全力を注いでおりますが、全国の調理師会並びにその会員である調理師の皆様におかれましても、どうぞご協力のほどお願い申し上げます。
最後になりましたが、関係各位のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、私の年頭のご挨拶とさせていただきます。
平成27年 元旦
公益社団法人 日本調理師会
会 長 石 川 東 功
日調FAX情報(第270号)
<千葉県で調理師設置の努力義務制定>
去る10月15日、千葉県議会は「調理師による県民の食生活の向上に関する条例」を全会一致で可決、成立した。
この条例は千葉県内の飲食店の施設ごとに調理師を置くことを努力義務とし、平成28年4月に施行される。
また、同条例は5年に一度、調理師が県指定の講習を受けることも努力義務に掲げている。
千葉県は平成13年に千葉県議会において飲食店営業等における調理師必置義務を求める意見書が採択されたように、かねてから調理師の資質向上に理解を示す地方自治体であったが、実際に調理師の配置に関する条例制定は全国を見ても初の快挙ではないだろうか。
これは、長きに亘り(一社)千葉県調理師会が粘り強く県に働きかけた結果であり、運動の一つとして行った署名は4万2千名余りが集まった。金子理事長をはじめ役員会員が一丸となったその尽力に頭が下がる思いである。
参考資料:ちば県議会だより No.144号
<平成28年度から調理師試験内容が変更>
この度、厚生労働省健康局長からの通知により、調理師養成施設における指導要領が大幅に変更することとなり、平成27年4月1日から新指導要領に基づく教育内容で授業が行われることになった。
それに伴い、調理師試験についてもその基本方針について調理師養成施設卒業者との整合性を図り、調理、栄養及び衛生に関して必要な知識及び技能が評価できるよう平成28年度(平成28年4月1日)から新たな調理師試験基準が適用されることとなり、試験科目(◎印)及び出題内容(カッコ内)については、次を参考とすることが示された。
試験科目:
◎公衆衛生学(出題内容:公衆衛生の概念、健康の概念、健康と疾病に関する統計、環境と健康、食生活の現状と健康づくり対策、主な疾患の現状と予防対策、保健・医療・福祉の制度の概要、健康増進や食生活の向上に関する法規、調理師の業務と社会的役割)
◎食品学(食品の意義と用途、食品の特徴と性質、食品の加工・貯蔵、食品の表示、食品の流通)
◎栄養学(栄養と健康、栄養素の機能、栄養生理、ライフステージと栄養、病態と栄養)
◎食品衛生学(食品の安全と衛生、食品の腐敗、食中毒、食品による感染症・食品と寄生虫、食品中の汚染物質、食品添加物、飲食による危害の防止と衛生管理、洗浄と消毒方法、器具・容器包装の衛生、食品の安全・衛生に関する法規、食品の安全・衛生対策)
◎調理理論(調理の意義と目的、調理の種類と特徴、調理操作、調理器具、調理施設、・設備、調理に使う食材の特徴、献立作成、調理技術、集団調理、調理施設の洗浄・消毒・清掃、接客サービス・食事環境)
◎食文化概論(食文化の成り立ち、日本の食文化と料理、伝統料理・郷土料理、世界の食文化と料理、食料生産)
従来の試験科目に比較し、試験科目について「衛生法規」が無くなりその内容は「公衆衛生学」と「食品衛生学」に取り込まれる模様であり、また「食文化概論」が「調理理論」の後になり、その他、試験問題数は60問以上、出題形式は客観式(四肢沢一)、原則として全科目の合計得点が満点の6割以上で合格(1科目でも得点が平均点を著しく下回る場合は不合格)などとされている。
これを受け、早速日調は平成28年度発行の「調理師教本」の作製について、執筆者、編集業者等を交え編集会議を開催し意見交換を行ったところであり、調理師試験基準に対応すべく準備をしている。
<厚生労働大臣表彰受賞者決定>
平成26年度調理師関係功労者厚生労働大臣表彰の受賞者(制度功労33名、養成功労9名、業務功労80名の合計122名)が決定した。
表彰式は11月18日(火)午前11時から、厚生労働省で執り行われる。
<各種事業の推進について>
本年度は調理師法第5条2に基づく2年に一度の調理師従事者届出の年であり、日調は前回に引き続き本制度の広報用ポスターを作製し頒布を開始した。
また、食育関連事業であり本年度で第5回を数える「全国こどものための愛情弁当コンテスト」についても、先日全ての関係省庁の後援名義使用の認可が得られたため、近日中に広報用ポスターとリーフレット(兼応募用紙)の配布を始めた。
いずれも日調の重要な事業であるため、日調正会員団体には広くご協力をお願いする次第である。
調理師従事者届出について
平成26年度は調理師法第5条の2により、2年に一度飲食店、給食施設等に従事する調理師が、厚生労働省令で定める事項を就業地(都道府県)の知事に届け出る年です。
具体的には、当該年(平成26年)の12月31日現在の状況等を、翌年1月15日までに実際に就業している地(都道府県)の知事または当該都道府県知事が予め指定する者(「指定届出受理機関」といい、各都道府県の調理関係団体(調理師会)が指定されている例が多い)に届出をするもので、調理業務に従事する調理師の義務として課されています。
調理師の皆様がこの届出を行うことにより、調理師の実態がより詳しく行政に伝わり、近年特に注目されている「食育」や食に関わる諸問題等において、調理師の重要性、必要性がますますクローズアップされるとともに、今後調理師が兼ね備えればならない知識等を得られる講習会に参加ができるチャンスが増えてきます。
(公社)日本調理師会並びに日本調理師会正会員である都道府県の調理関係団体は本届出について、各飲食店、保健所等においてポスターを掲示するなどその制度を推進しておりますが、調理師のいる店は安全・安心であり、健康は毎日の食事からという考えのもとに、本届出の趣旨をご理解のうえ、調理師の皆様が積極的に届出を行っていただくよう願っております。
なお、届出方法等本届出についてのご質問等は、就業している都道府県庁の調理師担当課または正会員所在地一覧(26年度)(一部の正会員では、都道府県庁をご紹介する場合があります)へ。



4月 果菜類

4月 サクラマスのレンコン包み揚げ
レシピ作成:(公社)日本調理師会副会長 加藤綱男
【材料】
- サクラマス 切り身40g
レンコン50g、片栗粉5g、マヨネーズ小さじ1、塩少々 - ブロッコリー
だし汁120cc、薄口醤油10cc、みりん10cc、片栗粉
【つくり方】
- サクラマスの切り身を薄く半分に切って開き、塩をふる
- レンコンをすりおろし、すりおろせない端の部分は細かくきざんで混ぜ、片栗粉、マヨネーズ、塩と一緒に鍋にかけ弱火にかけて粘りを出す
- モチのようになった②をマスで包み片栗粉をつけて180℃の油で揚げる
- 器に盛り茹でたブロッコリーをのせる
- だし汁、薄口醤油、みりんを鍋に入れ火にかけ片栗粉でとろみをつけたあんをかけて出来上がり
【プラスαワンポイント】
- レンコンモチの代わりに、道明寺粉を使って花見料理風にアレンジ!ボウルに道明寺粉1カップに熱湯1カップを合わせラップをして10~15分おく。それをマスに包んで作ることも出来ます。
※提供(株)エフエム岩手